ハ行
いまさら聞けない生コン用語・単語をまとめました。
ハ行
- 配合登録 (ハイゴウトウロク)
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配合計画書を元に
計量操作盤や出荷管理システムにあらかじめ登録しておく配合のこと
あらかじめ登録しておくことでスムーズに出荷ができる。
【配合登録のやり方】
①配合番号を入力する。
②強度、スランプ等を入力する。
③練り方を選択する。(軟練、硬練など)
④補正計算の設定を入力する。
⑤1㎥あたりの各材料の設定値を入力する。
- ベルトコンベヤ蛇行検知システム (ベルトコンベヤダコウケンチシステム)
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骨材等、輸送用ベルトコンベヤの蛇行をスイッチで検知し、無線を通じて事務所へ通報するシステム。
新設機器は最小限で、現場確認不要で蛇行を検知。
- PH監視システム (ペーハーカンシシステム)
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工場排水のPH測定値を管理するシステム。
現地での確認作業不要、設備で測定した数値を無線で送信。事務所で確認、データの記録ができる
基準値を超えたら、パトライトや警報機で通知することができる。
- 配合計画書 (ハイゴウケイカクショ)
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生コン工場で生コンクリートを製造するための設計図のようなもの。
呼び強度・スランプ・粗骨材寸法・セメントの種類の組合せによって決まる、
セメント・水・砂・砂利の1m3当りの質量などを記載したレシピで、
様式や記載方法も日本産業規格のJIS A 5308で細かく決められています。
生コン工場は、購入者から示された設計図や構造特記仕様書を基に
配合計画書を作成し、生コン納入前に購入者に提出します。
関連ワード→ 配合登録
- 引張強度試験 (ヒッパリキョウドシケン)
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コンクリートの引張強度試験は
コンクリートを直接引張って試験するのではありません。
サンプルが破壊されるまで張力をかけ、
それに対する対象物の反応や数値を測定することで求められる強度の値。
円柱供試体を横に寝かせて上下より圧縮荷重を加えて行います。
引張強度は圧縮強度のほぼ1/10~1/13となり、高強度になるとその比は小さくなります。
JIS A 1113に「コンクリートの割裂引張強度試験方法」が規定されています。
これは円柱形の試験体を横にして、上下から圧力を加えて割裂引張強度を試験する方法です。 引張強度=2P/π・d・lで求めます。
P=最大荷重(N)、d=供試体の直径(mm)、l=供試体の長さ(mm)
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- バッチャープラント (バッチャープラント)
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骨材・セメント・水・混和剤等の供給装置がそれぞれ取り付けられ、
それらを混ぜ合わせてコンクリートを製造する大型の施設の事。
コンクリートプラントには、バッチ方式と連続方式があり、バッチ方式を用いたコンクリートプラントの事をバッチャープラントと呼ぶ。
日本では工場のほとんどでバッチ方式が用いられている。
バッチ方式は、コンクリート材料の計量、混合、排出を一回ごとに区切って行うため、
コンクリートの種類に応じた配合の切り替えや、混錬の時間及び容量の管理が正確に行えるというメリットがあり、
またその精度は非常に高い。
一般的な製造方法は、
骨材をベルトコンベア等を用いて移送、セメントをセメントサイロからエアー圧送。
更に貯水槽から水を、混和剤タンクから混和剤を、それぞれプラント内に送り計量にかけて混練ミキサに送る。
一定の所要時間混練りされた後、コンクリートが生成される。
使用される製品一覧動画
- PLC (ピーエルシー)
- 《programmable logic controller》プログラマブルロジックコントローラー。あらかじめプログラムで設定した手順に従って、工場設備や機械装置などを自動制御する装置。プログラムを書き換えることで、制御の内容や手順を自由に変更できる。三菱電機が提供するPLCである「シーケンサ」が、PLCの代名詞として呼称されることも多い。
- 微計量 (ビケイリョウ)
- 必要な重量に対して、細かい単位で計量すること。
- ひょう量 (ヒョウリョウ)
- はかりで正確にはかることのできる最大限の重さ。