配合計画書 (ハイゴウケイカクショ)
配合計画書とは、生コンクリートを製造するための配合内容を示した書類です。生コン工場で生コンクリートを製造するための設計図のようなもので、どの材料を、どの割合で使用して、所定の品質を満たすコンクリートを製造するかを示します。
生コンクリートは、呼び強度、スランプ、粗骨材の最大寸法、セメントの種類などの組み合わせによって配合が決まります。配合計画書には、これらの条件に加えて、セメント、水、砂、砂利、混和剤などの1m³当たりの使用量が記載されます。
配合計画書は、単なる材料の一覧ではありません。購入者が求める品質や、設計図、構造特記仕様書などに基づいて、生コン工場が所定の性能を満たすように作成する重要な書類です。生コン工場は、購入者から示された設計条件をもとに配合計画書を作成し、生コンの納入前に購入者へ提出します。
配合計画書には、一般的に、呼び強度、スランプ、粗骨材の最大寸法、セメントの種類、骨材の種類、混和剤の種類、単位水量、水セメント比、細骨材率、単位セメント量、1m³当たりの各材料の質量などが記載されます。これらの内容をもとに、生コン工場では実際の製造に必要な配合データを管理します。
配合計画書の様式や記載方法は、レディーミクストコンクリートに関する日本産業規格である JIS A 5308 で細かく定められています。そのため、生コン工場では、JIS A 5308 に基づいて必要な項目を整理し、購入者や施工者が確認できる形で配合計画書を作成します。
配合計画書の内容は、計量操作盤や出荷管理システムに登録され、日々の製造に使用されます。この作業を配合登録と呼びます。配合登録では、配合番号、呼び強度、スランプ、粗骨材の最大寸法、練り方、補正計算、1m³当たりの各材料の設定値などを登録し、出荷時に正しい配合を選択できるようにします。
配合計画書の内容に誤りがあると、材料の計量値や補正設定が誤ったまま製造される可能性があります。その結果、スランプ、空気量、強度、品質のばらつきにつながるおそれがあります。そのため、配合計画書の作成、確認、登録、変更管理は、生コンの品質管理において非常に重要です。
また、材料の変更、季節による材料状態の変化、混和剤の変更、現場条件の変更などがある場合には、配合計画書の内容を見直す必要があります。最新の配合計画書と、操作盤や出荷管理システムに登録されている配合データが一致していることを確認することも重要です。
配合計画書は、生コンの品質を確保するための基本となる書類です。設計条件、材料、配合、製造、出荷、品質管理をつなぐ役割を持ち、安定したレディーミクストコンクリートを供給するために欠かせないものです。
関連ワード
・配合登録
・呼び強度
・JIS A 5308
・W/C(水セメント比)
・単位水量
・単位セメント量
・スランプ
・空気量




