混和剤 (コンワザイ)

混和剤とは、生コンクリートの性能を調整するために少量添加される薬剤のことです。正式には「コンクリート用化学混和剤」と呼ばれ、流動性を高める、単位水量を減らす、空気量を調整する、硬化時間を調整するなど、目的に応じてさまざまな種類があります。

現在の生コンクリートでは、品質の安定や施工性の向上を目的として、混和剤が広く使用されています。たとえば、同じスランプを確保しながら水の量を減らしたり、コンクリートを扱いやすくしたり、気温や施工条件に応じて凝結時間を調整したりする役割があります。

混和剤と似た言葉に「混和材」があります。読み方は同じですが、意味は異なります。混和剤は、配合計算においてそのものの容積を通常は考慮しない少量添加の薬剤です。一方、混和材は、高炉スラグ微粉末やフライアッシュ、膨張材などのように、材料の一部として使用され、配合計算でもその容積を考慮します。

代表的な混和剤には、AE剤、減水剤、AE減水剤、高性能AE減水剤、高性能減水剤、流動化剤、硬化促進剤などがあります。生コン工場では、配合や出荷条件に応じて適切な混和剤を使用し、品質の安定を図っています。

また、混和剤は液体としてタンクに保管されることが多く、残量管理も重要です。残量確認を目視やタンク上部での確認作業に頼っている場合、確認の手間や高所作業の負担、残量不足によるトラブルにつながる可能性があります。そのため、混和剤タンクの残量を事務所や操作室で確認できる仕組みを導入することで、日常管理の効率化や安全性向上につながります。

生コン工場では、混和剤の種類や使用量だけでなく、正確な計量、投入、残量管理まで含めて管理することが、安定した製造につながります。

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