ブリーディング (ブリーディング)
ブリーディングとは、打ち込んだフレッシュコンクリートの中で、材料が沈降し、水が上面に浮き上がってくる現象です。コンクリートの表面に水がにじみ出るように見えるため、品質管理上注意が必要です。
コンクリートは、セメント、水、骨材、混和剤などを練り混ぜて製造されます。打込み後、骨材やセメント粒子が沈み、水分が上方へ移動すると、表面に水が集まります。この浮き上がった水をブリーディング水と呼びます。
ブリーディングが適度な範囲であれば、表面の急激な乾燥を一時的に抑える場合もあります。しかし、ブリーディングが多すぎると、コンクリート表面の品質低下、沈下ひび割れ、打継ぎ不良、鉄筋下部の空隙、仕上げ不良などにつながる可能性があります。
ブリーディングが発生しやすい要因には、単位水量が多いこと、骨材の粒度が不適切であること、細骨材率が低いこと、材料分離が起きやすい配合であること、締固めが過度であることなどがあります。
暑中コンクリートでは、ブリーディング水が早く蒸発し、表面が急激に乾燥することでプラスチック収縮ひび割れが発生する場合があります。風や直射日光の影響が強い場合には、打込み後の養生管理が特に重要になります。
ブリーディングを抑えるには、単位水量、水セメント比、細骨材率、骨材の粒度、混和剤の使用、練り混ぜ、締固め、養生を適切に管理することが重要です。水を増やして施工性を確保するのではなく、混和剤などを活用しながら配合全体でワーカビリティーを調整する必要があります。
生コン工場では、骨材の表面水率を正しく把握し、配合どおりの単位水量になるように管理することが大切です。表面水率の見誤りにより実際の水量が多くなると、ブリーディングや材料分離の原因になる場合があります。
ブリーディングは、フレッシュコンクリートの状態や配合の適切さを示す重要な現象です。発生要因を理解し、製造から施工、養生まで適切に管理することで、コンクリート表面や内部品質の低下を防ぎやすくなります。
関連ワード
・材料分離
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・W/C(水セメント比)
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