強度試験 (キョウドシケン)
材料や製品の強度を測定する試験方法。主に引張試験・ 圧縮試験・曲げ試験の 3種類が代表的なものとしてあげられる。
【引張試験】
サンプルが破壊されるまで張力をかけ、
それに対する対象物の反応や数値を測定することで求められる強度の値。
円柱供試体を横に寝かせて上下より圧縮荷重を加えて行います。
【圧縮試験】
コンクリートの圧縮強度を測る方法。対象のコンクリートがどれだけの力(重さ)に耐えられるかを示した数値。アムスラーと呼ばれる試験機で円柱状のコンクリート試験体に上下から力を加えてどこまで耐えられるかを試験するもの。
【曲げ試験】
試験は、圧縮試験機に曲げ強度試験用のアタッチメントをつけて行います。
3等分点載荷法とは、供試体のスパン方向を三等分したところに荷重を加えるという事です。2個の支持ローラーの上に供試体を乗せ、ローラーとローラーの距離がスパンとなります。スパンを三等分した点を、上から2個の載荷ローラーで荷重を加えます。
供試体が破壊したら、その破壊断面を幅は3ヵ所、高さは2ヶ所について、0.1mm単位で測定をし、その平均値を小数点以下1桁で丸めます。この値を、曲げ強度を求める際の幅と高さとします。曲げ強度試験の場合、供試体の破壊位置によって、試験が有効であるか無効になるかの規定があります。3等分した内の真ん中の1/3で破壊した場合のみ有効となり、1/3の両側で破壊した場合、試験結果を無効とします。
試験体が破壊するまでに試験機が示した最大荷重(N)を試験体の断面積(㎜2)で除して圧縮強度(N/㎜2)(ニュートン毎平方ミリメートル)を求めます。