校正値 (コウセイチ)

校正値とは、計量器や測定器の表示値と、基準となる標準値との関係を確認し、測定値のずれを把握するために用いられる値です。生コン工場では、材料を正確に計量するために、計量器やロードセルなどの測定機器が正しく表示しているかを確認することが重要です。

校正では、基準となる重りや標準器などを用いて、測定器が示す値と実際の標準値を比較します。たとえば、標準となる重りを計量器に載せたとき、表示値が標準値と一致しているか、またはどの程度ずれているかを確認します。このとき、標準の値と表示値、実際の測定値との関係をもとに校正値を求めます。

校正値は、次のような考え方で表されます。

標準の値:表示値 = 測定値:校正後の値

または、現場の運用では「校正値:標準の値 = 表示値:測定値」のように、標準値と表示値の比率から測定値を補正する考え方で扱われることがあります。

生コン工場では、セメント、水、砂、砂利、混和剤などを配合に基づいて計量します。計量器の表示値にずれがあると、実際に投入される材料量が配合と異なり、スランプ、強度、空気量、品質のばらつきにつながる可能性があります。そのため、計量器の校正や点検は、安定した生コン製造に欠かせない管理項目です。

校正値を適切に管理することで、計量器のずれを把握し、必要に応じて補正や調整を行うことができます。特にロードセルや計量ホッパ、操作盤の計量表示などは、日々の製造で継続的に使用されるため、定期的な確認が重要です。

また、校正と似た言葉に「補正」があります。校正は、測定器の表示値と標準値のずれを確認する作業です。一方、補正は、そのずれを踏まえて値を修正したり、計算上の調整を行ったりすることを指します。つまり、校正によってずれを確認し、その結果をもとに補正や調整を行う、という関係になります。

計量操作盤では、材料ごとの計量値や補正値を管理することで、配合に基づいた正確な計量を支援します。校正値を正しく扱うことは、生コンの品質を安定させるだけでなく、材料ロスの低減や計量トラブルの予防にもつながります。

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