検定公差 (ケンテイコウサ)

検定公差とは、検定を行う特定計量器について、法令で定められている器差の許容範囲のことです。器差とは、計量器が表示する値と、実際の基準となる値との差を指します。

計量器は、重さや体積などを測定するための機器ですが、すべての計量器が常に完全に正しい値を示すわけではありません。そのため、取引や証明に使用される計量器については、一定の範囲内の誤差に収まっているかを確認する必要があります。このとき、検定時に認められる器差の許容範囲が検定公差です。

特定計量器は、計量法に基づいて定められた計量器で、取引または証明に使用される場合には、性能や構造などが基準に適合しているか確認されます。検定では、国や都道府県などの公的機関、または指定された機関によって、計量器が定められた基準に合格しているかが検査されます。

検定公差は、計量器が検定に合格できるかどうかを判断するための基準です。検定の結果、器差が検定公差の範囲内であれば、計量器は基準を満たしていると判断されます。一方、器差が検定公差を超える場合は、取引や証明に使用する計量器として適切ではないと判断されることがあります。

生コン工場では、セメント、水、骨材、混和剤などの材料を配合に基づいて計量します。これらの計量に使う機器の精度が不十分だと、実際の材料投入量が配合からずれ、スランプ、強度、空気量、品質のばらつきにつながる可能性があります。そのため、計量器の精度管理は、生コンの品質管理において重要な要素です。

検定公差と似た言葉に「使用公差」があります。検定公差は、計量器の検定時に認められる器差の許容範囲です。一方、使用公差は、使用中の計量器について認められる器差の許容範囲を指します。どちらも計量器の精度を判断する基準ですが、検定時の基準なのか、使用中の基準なのかが異なります。

検定公差を理解しておくことは、計量器の検定、点検、校正、日常管理を適切に行ううえで重要です。生コン工場では、計量器の状態を定期的に確認し、必要に応じて調整や修理を行うことで、安定した材料計量と品質管理につなげることができます。

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