後添加 (アトテンカ)
後添加とは、コンクリートを練り混ぜた後に、必要に応じて混和剤を追加で添加することです。通常は配合に基づいて練り混ぜ時に混和剤を投入しますが、練上がり後の状態や施工条件に応じて、後から混和剤を加える場合があります。
後添加は、スランプや流動性、施工性を調整する目的で行われます。たとえば、練上がり後のコンクリートの状態を確認して流動性を調整したい場合や、運搬時間、気温、現場条件などの影響を考慮して性状を調整したい場合に行われることがあります。
ただし、後添加は混和剤を単に追加すればよいというものではありません。混和剤の種類や添加量、練り混ぜ時間、コンクリートの状態によって、スランプ、空気量、凝結時間、強度などに影響する可能性があります。そのため、コンクリートの性状や混和剤の特性を理解したうえで、適切に管理する必要があります。
混和剤と似た言葉に「混和材」があります。読み方は同じですが、意味は異なります。混和剤は、コンクリートの流動性改善、単位水量の低減、空気量の調整、凝結時間の調整などを目的として少量添加される薬剤です。一方、混和材は、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、膨張材などのように、材料の一部として使用され、配合計算でもその容積を考慮します。
生コン工場で後添加を行う場合は、配合条件、混和剤の種類、添加量、練り混ぜ条件、製造記録などを適切に管理することが重要です。特に、通常の配合とは異なる扱いになる場合があるため、品質管理や出荷管理と連携しながら運用する必要があります。
後添加は、コンクリートの性状を調整するための専門性の高い作業であり、安定した品質を確保するためには、正確な計量と記録管理が欠かせません。
関連ワード
・混和剤
・AE減水剤
・スランプ
・空気量
・ワーカビリティー


