JIS Q 1011 (ジスキューイチゼロイチイチ)

JIS Q 1011とは、レディーミクストコンクリートに固有な認証手続や、製品の品質管理体制などに関する要求事項を定めた日本産業規格です。生コンクリート工場がJIS認証を受け、JISマーク表示を行うための認証に関わる基準のひとつです。

JIS Q 1011は、レディーミクストコンクリートそのものの品質基準だけでなく、製造工場がどのような管理体制で製品を製造・検査・出荷しているかを確認するための規格です。生コン工場における品質管理体制、製造管理、検査体制、記録管理などが重要な対象になります。

レディーミクストコンクリートの製品規格としては、JIS A 5308があります。JIS A 5308では、生コンクリートの種類、材料、品質、計量、製造、検査、納入書、配合計画書などについて定められています。一方、JIS Q 1011は、JIS A 5308に基づく製品を安定して製造・供給するための認証手続や管理体制に関わる規格と考えると分かりやすいです。

生コン工場がJIS認証を受けるためには、製品が規格に適合しているだけでなく、継続して安定した品質の製品を製造できる管理体制を整えていることが求められます。材料の受入、貯蔵、配合管理、計量管理、製造管理、運搬管理、品質試験、設備管理、記録管理などを適切に行う必要があります。

たとえば、セメント、水、骨材、混和剤などの材料が適切に管理されているか、配合計画書に基づいて正しく製造されているか、計量値が許容範囲内に収まっているか、スランプ・空気量・強度などの品質試験が適切に行われているか、といった点が品質管理体制に関わります。

また、JIS認証では、製造設備や試験設備が適切に整備され、必要な点検や校正が行われていることも重要です。計量器、試験機、操作盤、記録装置などが正しく管理されていなければ、安定した品質管理を行うことが難しくなります。

JIS Q 1011は、単に書類上の手続だけを定めたものではなく、生コン工場がJIS A 5308に適合した製品を継続的に製造するための仕組みを確認するための規格です。品質管理責任者の役割、社内標準、検査記録、設備管理、是正処置など、工場全体の品質管理活動と関係します。

生コン工場では、JIS Q 1011に基づく認証や審査に対応するため、日々の製造実績、計量記録、試験結果、配合変更、材料情報、納入情報などを正確に記録・管理することが重要です。記録が適切に残されていることで、品質の確認やトラブル時の原因調査、審査時の説明にも対応しやすくなります。

JIS Q 1011は、レディーミクストコンクリートのJIS認証を支える重要な規格です。生コン工場が安定した品質の製品を供給し、JISマーク表示を維持するためには、JIS A 5308の品質基準とあわせて、JIS Q 1011に基づく品質管理体制を整えることが大切です。

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・JIS A 5308
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