S/A補正 (エスバイエーホセイ)

S/A補正とは、細骨材率 S/A をもとに、砂と砂利の使用量を補正する機能のことです。S/A は、全骨材(All gravel)の中で細骨材である砂(Sand)が占める割合を表します。

細骨材率 S/A は、1㎥のコンクリートの中で、全骨材、つまり細骨材と粗骨材を合わせた絶対容積に対して、細骨材の絶対容積がどれだけ占めているかを示す値です。砂と砂利のバランスは、コンクリートのワーカビリティーや材料分離のしやすさに影響するため、配合管理において重要な指標です。

S/A補正では、砂の含有率や設定された細骨材率をもとに、砂と砂利の計量値を相対的に補正します。補正の際には、それぞれの骨材の比重を用いてリットル換算し、容積のバランスを考慮して計算します。

細骨材率を小さくすると、骨材の表面積の総和が少なくなるため、所定のコンシステンシーを得るための単位水量を減らしやすくなります。その一方で、細骨材率が小さすぎると、コンクリートが粗々しくなり、材料分離しやすくなる場合があります。

反対に、細骨材率が大きすぎると、砂の量が多くなり、同じ流動性を得るために水やペースト量が多く必要になることがあります。そのため、細骨材率は、ワーカビリティー、材料分離抵抗性、単位水量、経済性のバランスを見ながら設定する必要があります。

生コン工場では、配合条件や骨材の状態に応じてS/A補正を適切に管理することで、砂と砂利の計量バランスを調整し、安定した品質の生コンクリート製造につなげることができます。

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