容積補正 (ヨウセキホセイ)

容積補正とは、生コンクリートの製造時に、実際に納入する数量とは別に必要となる分を考慮して、製造量を自動的に補正する機能です。主に、強度試験などで使用するテストピースを採取する場合に、その分の生コン量を製造量へ上乗せする目的で使われます。

生コン工場では、出荷する生コンクリートの品質を確認するために、供試体とも呼ばれるテストピースを作製することがあります。テストピースは、圧縮強度試験などに使用される試験用のコンクリートで、納入先へ届ける生コンとは別に採取されます。

たとえば、現場へ納入する数量だけをそのまま製造した場合、テストピース分を採取すると、実際に納入できる生コン量が不足する可能性があります。そのため、テストピースが必要なバッチでは、あらかじめその分の容積を加味して製造量を増やす必要があります。このような補正が容積補正です。

容積補正を行うことで、テストピース採取分を含めた必要量を製造できるため、納入数量の不足を防ぎやすくなります。また、出荷ごとに手作業で上乗せ量を計算する手間を減らし、製造量の入力ミスや計算ミスを防ぐことにもつながります。

生コン工場では、呼び強度、スランプ、粗骨材の最大寸法、納入数量、試験の有無などに応じて、製造条件が異なります。テストピースを採取するかどうかは、品質管理や受入検査、工事条件などによって変わるため、出荷情報や配合情報と連動して容積補正を管理できることが重要です。

容積補正は、計量操作盤や出荷管理システムで扱われる補正機能のひとつです。対象バッチに対して必要な補正量を自動的に反映することで、製造量を適切に管理し、出荷数量と品質試験に必要な採取量の両方に対応しやすくなります。

容積補正を適切に運用することで、テストピース採取による納入量不足を防ぎ、製造指示、材料計量、出荷管理、品質管理をスムーズにつなげることができます。

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・配合登録
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