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いまさら聞けない生コン用語・単語をまとめました。

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AE減水剤 (エーイーゲンスイザイ)
AE減水剤とは、コンクリートに微細な空気を連行させるAE作用と、単位水量を減らす減水作用をあわせ持つ混和剤です。フレッシュコンクリートのワーカビリティーを改善しながら、水量を抑えやすくするために使用されます。

AE減水剤を使用すると、コンクリート中に適切な空気泡を連行し、施工性や耐凍害性の向上が期待できます。同時に、セメント粒子を分散させることで、同じスランプを得るために必要な水量を減らしやすくなります。

単位水量を減らすことは、コンクリートの強度や耐久性の面で重要です。水量が多すぎると、水セメント比が大きくなり、強度低下や乾燥収縮、ブリーディング、材料分離などにつながる場合があります。AE減水剤を適切に使用することで、施工性を確保しながら単位水量を抑えることができます。

AE剤との違いは、減水効果の有無です。AE剤は主に空気連行を目的とする混和剤ですが、AE減水剤は空気連行に加えて、一定の減水効果を持ちます。さらに高い減水効果が必要な場合には、高性能AE減水剤が用いられることがあります。

AE減水剤の効果は、セメントの種類、単位水量、細骨材率、骨材の粒度、表面水率、練り混ぜ時間、温度、運搬時間などの影響を受けます。同じ添加量でも、材料条件や季節によってスランプや空気量が変化する場合があります。

生コン工場では、配合計画書に基づいてAE減水剤の添加量を管理し、スランプや空気量が所定の範囲に収まるように製造します。混和剤の計量精度やタンク管理、添加タイミングも品質安定に関わります。

AE減水剤は、施工性、耐久性、強度、品質安定に関わる重要な混和剤です。単位水量や空気量を適切に管理し、材料条件に合わせて使用することで、安定した生コン製造につながります。

関連ワード
・混和剤
・AE剤
・空気量
・単位水量
・スランプ
・ワーカビリティー

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AE剤 (エーイーザイ)
AE剤とは、コンクリート中に微細な空気泡を連行させるために使用する混和剤です。AEは Air Entraining の略で、空気を連行するという意味があります。

AE剤を使用すると、フレッシュコンクリート中に多数の細かい空気泡が分散します。この空気泡により、コンクリートのワーカビリティーが改善され、材料の動きが滑らかになりやすくなります。

AE剤の重要な役割のひとつが、耐凍害性の向上です。寒冷地では、コンクリート内部の水分が凍結と融解を繰り返すことで劣化する場合があります。適切な空気泡が分散していると、凍結時の膨張圧を逃がしやすくなり、凍結融解に対する抵抗性を高めることができます。

一方で、空気量が多くなりすぎると、硬化後のコンクリートの強度が低下する場合があります。そのため、AE剤は単に多く入れればよいものではなく、目標空気量に合わせて適切に使用する必要があります。

AE剤は、セメントの種類、骨材の粒度、細骨材率、単位水量、練り混ぜ時間、温度、運搬時間などの影響を受けます。同じ添加量でも、材料条件や製造条件によって空気量が変化することがあります。

AE剤と混同しやすいものに、AE減水剤があります。AE剤は主に空気を連行するための混和剤ですが、AE減水剤は空気連行性に加えて減水効果を持つ混和剤です。目的や配合条件に応じて使い分けることが重要です。

生コン工場では、配合計画書に基づき、AE剤の添加量や空気量を管理します。エアメーターによる空気量試験の結果を確認しながら、所定の品質範囲に収まるように製造条件を管理することが求められます。

AE剤は、施工性や耐久性を高めるために重要な混和剤です。適切な空気量を確保しながら、強度低下や品質ばらつきを抑えるためには、材料、配合、練り混ぜ、試験を総合的に管理することが大切です。

関連ワード
・空気量
・エアメーター
・混和剤
・AE減水剤
・ワーカビリティー
・ブリーディング

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BBセメント (ビービーセメント)
BBセメントとは、高炉セメントB種を表す呼び方です。「BB」は、Blast furnace cement(高炉セメント)とB種を組み合わせた表示で、生コン工場や建設現場などで高炉セメントB種を指す用語として使われます。

高炉セメントとは、ポルトランドセメントに高炉スラグ微粉末を混合したセメントです。高炉スラグは、製鉄工程で発生する副産物を原料とした材料で、セメントに混合することで、化学抵抗性、耐海水性、水密性、長期強度などの向上が期待できます。また、副産物を有効利用する材料であるため、環境負荷の低減にもつながります。

高炉セメントは、高炉スラグの分量によってA種、B種、C種に分類されます。A種は高炉スラグの分量が5%を超え30%以下、B種は30%を超え60%以下、C種は60%を超え70%以下とされています。このうち、BBセメントはB種に該当します。

高炉スラグには潜在水硬性があります。潜在水硬性とは、材料単独では水と反応して硬化しにくいものの、ポルトランドセメントの水和反応などによる刺激を受けることで、徐々に反応して硬化する性質のことです。この性質により、高炉セメントは材齢が進むにつれて強度が発現しやすくなります。

BBセメントは、普通ポルトランドセメントに比べて初期強度が小さくなる傾向があります。一方で、長期強度は大きくなる場合があり、長期的な強度発現や耐久性を重視する用途で使用されます。また、化学抵抗性、耐海水性、水密性、耐熱性、アルカリシリカ反応の抑制などにも効果があるとされています。

一方で、初期強度の発現が遅くなりやすいため、低温時の施工や早期脱型が必要な場合には注意が必要です。気温、養生条件、配合、単位水量、混和剤の使用状況などによって強度発現が変わるため、施工条件に応じた管理が重要になります。

生コン工場では、配合計画書や出荷指示に基づいて、使用するセメントの種類を正しく管理します。BBセメントを使用する場合は、普通ポルトランドセメントとは異なる性質を踏まえ、呼び強度、スランプ、単位水量、水セメント比、混和剤、養生条件などを適切に確認する必要があります。

BBセメントは、環境負荷の低減や耐久性向上が期待できるセメントとして、土木構造物、海洋構造物、地下構造物、マスコンクリートなど、さまざまな用途で使用されます。セメントの種類による特徴を理解し、用途や施工条件に合わせて適切に使用することが、安定したコンクリート品質につながります。

関連ワード
・普通セメント
・早強セメント
・単位セメント量
・W/C(水セメント比)
・高強度コンクリート
・配合計画書

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CPU (シーピーユー)
CPUとは、Central Processing Unitの略で、日本語では「中央演算処理装置」と呼ばれます。コンピューターの中枢部分にあたり、プログラムの命令を実行したり、計算処理を行ったりする重要な部品です。

パソコンやサーバー、産業用コンピューターなどでは、CPUが各種ソフトウェアの処理を担っています。たとえば、画面の表示、データの計算、ファイルの読み書き、通信処理、周辺機器とのやり取りなど、多くの動作にCPUが関係しています。

CPUの性能が高いほど、複雑な計算や多くの処理を短時間で行いやすくなります。そのため、複数のシステムを同時に動かす場合や、大量のデータを扱う場合、画面表示や帳票出力などをスムーズに行いたい場合には、CPUの性能が重要になります。

生コン工場では、計量操作盤、出荷管理システム、品質管理システム、車両管理システムなど、さまざまなコンピューターや制御機器が使われています。これらのシステムでは、配合データ、出荷予定、計量値、製造実績、納入伝票、品質試験結果など、多くの情報を処理します。

たとえば、出荷管理システムでは、出荷予定の管理、計量操作盤への出荷指令、納入伝票の発行、実績データの集計などを行います。こうした処理を安定して行うためには、システムに適したCPU性能が必要です。

また、操作盤や制御システムでは、CPUは単に処理速度だけでなく、安定性や長期運用のしやすさも重要です。生コン工場の設備は日々の製造に関わるため、処理が遅い、画面操作が重い、システムが停止する、といった問題は業務に影響する可能性があります。

CPUは、普段は目立たない部品ですが、システム全体の動作を支える中心的な役割を持っています。生コン工場のシステムを安定して運用するには、処理内容や利用環境に合ったCPUを搭載した機器を選定し、必要に応じて更新していくことが重要です。

関連ワード
・FAPC
・ボードPC
・PLC
・I/Oチェック
・計量操作盤

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FAPC (エフエーピーシー)
FAPCとは、工場の製造現場や設備の制御装置など、産業分野で使用されることを想定して設計されたコンピュータシステムです。FAは Factory Automation の略で、FAPCは工場の自動化設備や制御システムで使用される産業用PCを指す用語として使われます。

一般的な事務用パソコンと異なり、FAPCは過酷な環境下でも安定して稼働することを重視して設計されています。工場では、塵埃の多い場所に設置されたり、24時間連続稼働が求められたりすることがあります。そのため、FAPCには、強力な放熱・空冷機構、堅牢な筐体、防塵・防滴設計、可用性を確保するミラーリングシステムなどが搭載される場合があります。

FAPCの大きなメリットは、産業用途に合わせた安定性と保守性です。メーカーによっては、部品や同等機種を長期間にわたって安定供給できる体制が整えられており、設備を長く使う工場にとって大きな利点になります。民生用PCはモデルチェンジが早く、数年後に同じ部品や同じ仕様の機器を入手しにくくなる場合がありますが、FAPCでは長期運用を前提にした製品選定がしやすくなります。

また、FAPCは長時間連続運転に強い点も特徴です。民生用PCの耐用年数が1〜5年程度とされるのに対し、FAPCではおおむね10年程度の使用を想定したものも多くあります。生産設備や制御装置では、パソコンの故障が設備停止や製造停止につながることがあるため、長期間安定して稼働できることは重要です。

一方で、FAPCにはデメリットもあります。一般的な民生用PCに比べて価格が高く、納品までに時間がかかる場合があります。また、堅牢性や拡張性を重視するあまり、用途に対して過剰な性能や不要な機能を備えた機種を選んでしまうと、コストが高くなる可能性があります。

そのため、FAPCを選ぶ際には、設置環境、必要な処理能力、入出力端子、接続する機器、連続稼働時間、保守期間、予備機の確保、将来の更新性などを確認することが重要です。費用を抑えるためにも、オーバースペックや不要な機能がないかを精査し、用途に合った仕様を選ぶ必要があります。

生コン工場では、計量操作盤、出荷管理システム、品質管理システム、車両管理システム、各種監視装置などでコンピュータが使用されます。これらのシステムは、製造、出荷、品質管理、設備監視に関わるため、安定稼働が求められます。特に粉じん、振動、温度変化、長時間運転などの影響を受けやすい環境では、FAPCのような産業用PCを使用することで、システム停止や機器故障のリスクを抑えやすくなります。

FAPCは、工場設備を安定して動かすための産業用コンピュータです。一般的なパソコンより高価になる場合がありますが、長期安定供給、連続稼働、堅牢性、保守性を重視する現場では、重要な選択肢となります。

関連ワード
・ボードPC
・CPU
・計量操作盤
・出荷管理システム
・PLC
・I/Oチェック

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I/Oチェック (アイオーチェック)
I/Oチェックとは、PLCや操作盤に接続された入力信号・出力信号が、設計通りに正しく接続されているかを確認する作業です。I/Oは「Input/Output」の略で、入力・出力を意味します。

入力信号には、押しボタン、センサ、リミットスイッチなどからPLCへ入る信号があります。出力信号には、PLCからモータ、バルブ、シリンダ、ゲート、ランプなどを動作させるために出される信号があります。

I/Oチェックでは、I/O表に記載されたアドレスと、実際に接続されている機器や信号が一致しているかを確認します。たとえば、操作盤から機器を手動で個別に動作させ、指定したシリンダやバルブ、モータなどが正しく動くかを確認します。また、センサやスイッチを実際に動作させ、PLC側に正しい入力信号が入っているかも確認します。

生コン工場では、計量操作盤の新設や更新、設備改修、試運転時などにI/Oチェックを行います。I/Oチェックを十分に行わないと、操作した機器と異なる機器が動く、ゲートやバルブが正しく開閉しない、センサ信号が入らない、自動運転中に異常停止するなどのトラブルにつながる可能性があります。

そのため、I/Oチェックは、誤配線やアドレス違い、動作方向の誤りを事前に見つけるための重要な確認作業です。特に生コン工場のように、複数の材料計量、搬送、投入機器が連動して動く設備では、安全で安定した運転を行うために欠かせません。

操作盤側で各機器の個別動作や信号状態を確認しやすい仕組みがあると、I/Oチェックや試運転作業を効率よく進めることができます。

I/Oチェックがしやすい製品:計量操作盤H-WX

関連ワード
・PLC
・計量操作盤
・CPU
・ロードセル
・ロードセルアンプ

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JIS A 5308 (ジス エー ゴーサンマルハチ)
JIS A 5308とは、レディーミクストコンクリート、いわゆる生コンクリートについて定めた日本産業規格です。正式には「日本産業規格 JIS A 5308:2024 レディーミクストコンクリート」と呼ばれます。「2024」は、JIS規格が改正された年号を表しています。

JIS規格とは、国が定めた日本産業規格のことで、製品やサービスの品質、性能、安全性、試験方法などを標準化するための基準です。JISの記号には分野ごとの分類があり、「A」は土木及び建築部門の基準を表します。ちなみに「B」は一般機械部門の基準です。このような部門の記号は20種類あり、JIS A 5308は、土木・建築分野に関連する生コンクリートの基準に該当します。

JIS A 5308には、生コンクリートに使用する材料の品質基準、製造設備の基準、材料の計量値に対する許容範囲、コンクリートの強度に関する規格、検査の頻度、納品書のフォーマット、配合計画書のフォーマットなどが定められています。

また、生コンクリートの軟らかさを表す「スランプ」の基準とその許容範囲、コンクリートに含まれる空気量とその許容範囲なども、JIS A 5308で細かく決められています。これらは、生コンの品質を安定させるために重要な管理項目です。

JIS A 5308は、生コン工場内で練り混ぜられたコンクリートが、出荷されて荷卸し地点へ配達されるまでについて定めた規格です。他の材料や製品の規格とは異なり、種類や品質基準、検査方法だけでなく、原材料の貯蔵、製造、運搬の全般にわたって、方法や手順が細かく規定されています。

生コン工場では、JIS A 5308に基づいて、材料の受入管理、貯蔵管理、配合管理、計量管理、製造管理、運搬管理、品質試験、出荷管理などを行います。たとえば、セメント、水、骨材、混和剤などを配合に基づいて正確に計量し、スランプ、空気量、強度などが所定の範囲に収まるように管理する必要があります。

また、JISマークの表示を維持するためには、製造方法及び品質管理を適切に行う必要があります。JIS認証を受けた生コン工場では、製品に対するJISマークの表示を維持するため、3年以内に1回、定期のJIS認証維持審査を受けることとなっています。

JIS A 5308は、生コンクリートの品質を一定に保ち、発注者、施工者、製造者の間で共通の基準を持つために重要な規格です。生コン工場では、この規格に沿った計量・製造・検査・出荷管理を行うことで、安定した品質のレディーミクストコンクリートを供給しています。

関連ワード
・JIS Q 1011
・配合計画書
・呼び強度
・スランプ
・空気量
・塩化物含有量
・強度試験
・計量操作盤

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JIS Q 1011 (ジスキューイチゼロイチイチ)
JIS Q 1011とは、レディーミクストコンクリートに固有な認証手続や、製品の品質管理体制などに関する要求事項を定めた日本産業規格です。生コンクリート工場がJIS認証を受け、JISマーク表示を行うための認証に関わる基準のひとつです。

JIS Q 1011は、レディーミクストコンクリートそのものの品質基準だけでなく、製造工場がどのような管理体制で製品を製造・検査・出荷しているかを確認するための規格です。生コン工場における品質管理体制、製造管理、検査体制、記録管理などが重要な対象になります。

レディーミクストコンクリートの製品規格としては、JIS A 5308があります。JIS A 5308では、生コンクリートの種類、材料、品質、計量、製造、検査、納入書、配合計画書などについて定められています。一方、JIS Q 1011は、JIS A 5308に基づく製品を安定して製造・供給するための認証手続や管理体制に関わる規格と考えると分かりやすいです。

生コン工場がJIS認証を受けるためには、製品が規格に適合しているだけでなく、継続して安定した品質の製品を製造できる管理体制を整えていることが求められます。材料の受入、貯蔵、配合管理、計量管理、製造管理、運搬管理、品質試験、設備管理、記録管理などを適切に行う必要があります。

たとえば、セメント、水、骨材、混和剤などの材料が適切に管理されているか、配合計画書に基づいて正しく製造されているか、計量値が許容範囲内に収まっているか、スランプ・空気量・強度などの品質試験が適切に行われているか、といった点が品質管理体制に関わります。

また、JIS認証では、製造設備や試験設備が適切に整備され、必要な点検や校正が行われていることも重要です。計量器、試験機、操作盤、記録装置などが正しく管理されていなければ、安定した品質管理を行うことが難しくなります。

JIS Q 1011は、単に書類上の手続だけを定めたものではなく、生コン工場がJIS A 5308に適合した製品を継続的に製造するための仕組みを確認するための規格です。品質管理責任者の役割、社内標準、検査記録、設備管理、是正処置など、工場全体の品質管理活動と関係します。

生コン工場では、JIS Q 1011に基づく認証や審査に対応するため、日々の製造実績、計量記録、試験結果、配合変更、材料情報、納入情報などを正確に記録・管理することが重要です。記録が適切に残されていることで、品質の確認やトラブル時の原因調査、審査時の説明にも対応しやすくなります。

JIS Q 1011は、レディーミクストコンクリートのJIS認証を支える重要な規格です。生コン工場が安定した品質の製品を供給し、JISマーク表示を維持するためには、JIS A 5308の品質基準とあわせて、JIS Q 1011に基づく品質管理体制を整えることが大切です。

関連ワード
・JIS A 5308
・配合計画書
・出荷管理システム
・計量操作盤
・強度試験

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PID制御 (ピーアイディーセイギョ)
PID制御とは、フィードバック制御の一種で、目標値と現在値の差をもとに制御量を調整する方法です。工場設備、温度制御、流量制御、圧力制御、モータ制御など、さまざまな分野で使われている一般的な制御方法です。

PIDは、P・I・Dの3つの制御動作の頭文字を組み合わせた言葉です。Pは Proportional(比例)、Iは Integral(積分)、Dは Derivative(微分)を表します。PID制御は、比例制御に積分制御と微分制御を加えた制御方法です。

P動作は、目標値と現在値の差に比例して制御量を変える動作です。差が大きいほど大きく制御し、差が小さくなるほど制御量も小さくなります。制御の基本となる動作ですが、P動作だけでは目標値と現在値の間に一定のずれが残ることがあります。このずれをオフセットと呼びます。

I動作は、過去から現在までの偏差を積み重ねて制御量に反映する動作です。P動作だけで残るオフセットを小さくし、現在値を目標値に近づける役割があります。ただし、I動作を強くしすぎると、制御の反応が遅れたり、目標値を行き過ぎたりする場合があります。

D動作は、偏差の変化の速さを見て制御量に反映する動作です。急な変化や外乱に対して、変化を抑えるように働きます。たとえば、現在値が急に変化した場合に、その変化を見越して制御することで、行き過ぎや振動を抑える役割があります。

PID制御では、P動作、I動作、D動作を組み合わせて制御を行います。現行ページでも説明されているように、P動作にI動作とD動作を組み合わせて動作させる考え方であり、I動作は比例制御時に発生するオフセットを小さくする役割を、D動作は外乱に対応する役割を持ちます。

生コン工場では、計量操作盤、PLC、モータ、バルブ、ポンプ、温度管理、流量管理など、さまざまな制御機器が使われています。PID制御は、こうした設備のうち、目標値に対して現在値を安定して近づけたい制御で利用されることがあります。

たとえば、水や混和剤の流量、温度、圧力、モータの回転数などを一定に保ちたい場合、現在値をセンサーで測定し、目標値との差に応じてバルブ開度やモータ出力を調整します。このように、測定値を確認しながら制御量を調整する仕組みがフィードバック制御です。

PID制御で重要なのは、P・I・Dそれぞれの設定値を適切に調整することです。設定が適切でないと、目標値に到達するまでに時間がかかったり、値が大きく振れたり、制御が不安定になったりする場合があります。設備や制御対象に合わせて調整することで、安定した運転につながります。

PID制御は、工場設備を自動で安定して動かすための基本的な制御方法です。生コン工場でも、計量・搬送・供給・温度・流量などの制御を理解するうえで、PLCやフィードバック制御とあわせて知っておきたい用語です。

関連ワード
・PLC
・計量操作盤
・I/Oチェック
・CPU
・ロードセルアンプ

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PH監視 (ペーハーカンシ)
PH監視とは、工場排水や上澄み水などのPH値を測定し、基準値を超えていないかを継続的に確認・管理することです。PHは水溶液の酸性・中性・アルカリ性の度合いを示す指標で、排水管理や水質管理において重要な項目です。

生コン工場では、ミキサやアジテータ車の洗浄水、戻りコン処理、骨材や設備の洗浄などにより、排水や回収水が発生します。これらの水は、セメント成分などの影響を受けてアルカリ性を示すことがあり、適切な水質管理が必要です。

PH値を管理せずに排水を行うと、排水基準を超過したり、周辺環境への影響が生じたりするおそれがあります。そのため、生コン工場では、排水や上澄み水のPH値を確認し、必要に応じて中和処理や水槽管理を行うことが重要です。

従来、PHの確認は現地で水槽や測定器を確認し、測定値を記録する方法で行われることがありました。しかし、現地確認には手間がかかり、確認漏れや記録漏れが発生する可能性もあります。水槽が屋外や確認しにくい場所にある場合は、日常点検の負担も大きくなります。

PH監視を行うことで、測定値を継続的に把握し、基準値を超えた場合に早期に気づきやすくなります。測定値を事務所や操作室で確認できる仕組みがあれば、現地へ行かなくても水質の状態を確認しやすくなり、点検作業の省力化につながります。

また、PH測定値を記録しておくことは、排水管理や環境管理の面でも重要です。日々の測定値をデータとして残すことで、点検記録のペーパーレス化、過去データの確認、異常傾向の把握、管理状況の説明などに活用できます。

基準値を超えた場合には、パトライトや警報機などで通知する仕組みを設けることで、異常への初動対応を早めることができます。PH値の異常を見逃さず、必要な対応を行うことで、排水管理のリスク低減につながります。

PH監視は、生コン工場における排水管理、上澄み水管理、環境対策、点検作業の省力化に関わる重要な管理項目です。測定、確認、記録、異常通知を適切に行うことで、工場の安定運用と環境管理を支援します。

関連ワード
・回収水補正
・出荷管理システム
・計量操作盤
・PLC

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PLC (ピーエルシー)
PLCとは、Programmable Logic Controllerの略で、日本語では「プログラマブルロジックコントローラー」と呼ばれます。あらかじめ設定されたプログラムに従って、工場設備や機械装置を自動制御するための制御装置です。

PLCは、センサや押しボタンなどからの入力信号を受け取り、その信号とプログラムの条件に基づいて、モータ、バルブ、シリンダ、ランプ、ブザーなどへ出力信号を送ります。これにより、設備の起動・停止、材料の投入、ゲートの開閉、異常時の停止などを自動で制御できます。

PLCの大きな特徴は、プログラムを書き換えることで制御の内容や手順を変更できる点です。リレー回路だけで制御していた場合に比べて、複雑な制御や条件分岐、タイマー処理、インターロック、異常検出などを柔軟に組み込むことができます。

生コン工場では、バッチャープラントの材料供給、計量、投入、練り混ぜ、排出などの工程で、さまざまな機器が連動して動きます。PLCは、これらの機器を決められた順序と条件に従って制御する役割を担っています。

たとえば、骨材を計量する場合、PLCは操作盤からの指令を受けてゲートやベルトコンベヤを動かし、計量器からの信号を確認しながら、粗計量、微計量、投入停止などを制御します。また、セメント、水、混和剤の計量や、ミキサへの投入、練り混ぜ時間の管理、排出ゲートの開閉などにもPLCの制御が関わります。

PLCには、多くの入力信号と出力信号が接続されています。入力には、センサ、リミットスイッチ、押しボタン、計量器からの信号などがあり、出力には、モータ、電磁弁、シリンダ、表示灯などがあります。これらの入出力が正しく接続され、プログラムどおりに動作するかを確認する作業がI/Oチェックです。

また、PLCによる制御では、安全性を確保するためのインターロックも重要です。たとえば、あるゲートが閉まっていないと次の動作に進まない、ミキサが所定の状態でなければ排出しない、といった条件を設定することで、誤動作や設備トラブルを防ぎます。

PLCは、メーカーによって名称やシリーズが異なります。三菱電機が提供するPLCは「シーケンサ」と呼ばれており、日本ではこの名称がPLCの代名詞のように使われることもあります。ただし、厳密にはシーケンサは三菱電機の製品名であり、PLCは制御装置全般を指す一般名称です。

生コン工場の設備を安定して動かすには、PLC本体だけでなく、プログラム、入出力機器、計量操作盤、センサ、配線、電源、通信機器などを含めて適切に管理する必要があります。PLCは、普段は操作する機会が少ない装置ですが、プラントの自動運転を支える重要な中枢機器です。

関連ワード
・I/Oチェック
・計量操作盤
・PID制御
・CPU
・ロードセルアンプ
・FAPC

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RFID (アールエフアイディー)
RFIDとは、ICタグに記録された情報を、電波を使って非接触で読み取る自動認識技術のことです。RFIDは「Radio Frequency Identification」の略で、RFIDタグとRFIDリーダーを組み合わせて使用します。

RFIDタグには識別情報を記録でき、RFIDリーダーは電波を使ってその情報を読み取ります。バーコードのようにコードを目視で合わせて1つずつ読み取る必要がなく、電波の届く範囲であれば、離れた場所から読み取ることができます。また、条件によっては複数のタグをまとめて読み取ることも可能です。

RFIDは、物流、製造、在庫管理、入退室管理など、さまざまな分野で利用されています。生コン工場では、アジテータ車などの車両識別や、工場への帰着検知に活用できます。

たとえば、車両にRFIDタグを取り付け、工場の入口や帰着エリアにRFIDリーダーを設置することで、車両が工場に戻ってきたことを自動で検知できます。これにより、出荷係や配車担当者が車両の戻り状況を把握しやすくなり、次の出荷や配車判断をスムーズに行えます。

RFIDリーダーには、手に持って読み取るハンディ型や、決まった場所に設置して読み取る固定型があります。生コン工場の車両管理では、固定型リーダーを入口や構内の所定エリアに設置し、車両の通過や帰着を自動で検知する使い方が考えられます。

RFIDを活用することで、目視確認や無線連絡に頼っていた車両確認作業を自動化し、配車業務の効率化や情報共有のスピード向上につなげることができます。

関連ワード
・帰着車両管理システム
・出荷管理システム
・割決
・計量操作盤

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S/A補正 (エスバイエーホセイ)
S/A補正とは、細骨材率 S/A をもとに、砂と砂利の使用量を補正する機能のことです。S/A は、全骨材(All gravel)の中で細骨材である砂(Sand)が占める割合を表します。

細骨材率 S/A は、1㎥のコンクリートの中で、全骨材、つまり細骨材と粗骨材を合わせた絶対容積に対して、細骨材の絶対容積がどれだけ占めているかを示す値です。砂と砂利のバランスは、コンクリートのワーカビリティーや材料分離のしやすさに影響するため、配合管理において重要な指標です。

S/A補正では、砂の含有率や設定された細骨材率をもとに、砂と砂利の計量値を相対的に補正します。補正の際には、それぞれの骨材の比重を用いてリットル換算し、容積のバランスを考慮して計算します。

細骨材率を小さくすると、骨材の表面積の総和が少なくなるため、所定のコンシステンシーを得るための単位水量を減らしやすくなります。その一方で、細骨材率が小さすぎると、コンクリートが粗々しくなり、材料分離しやすくなる場合があります。

反対に、細骨材率が大きすぎると、砂の量が多くなり、同じ流動性を得るために水やペースト量が多く必要になることがあります。そのため、細骨材率は、ワーカビリティー、材料分離抵抗性、単位水量、経済性のバランスを見ながら設定する必要があります。

生コン工場では、配合条件や骨材の状態に応じてS/A補正を適切に管理することで、砂と砂利の計量バランスを調整し、安定した品質の生コンクリート製造につなげることができます。

関連ワード
・細骨材率
・細骨材
・粗骨材
・表面水率
・配合登録
・計量操作盤
・単位水量

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W/C(水セメント比) (ダブリューバイシー)
W/Cとは、水セメント比のことです。コンクリートやモルタルに含まれる水とセメントの質量比を表す指標で、英語の Water Cement Ratio の頭文字から W/C と表記されます。

水セメント比は、コンクリート1m³あたりに含まれる練り混ぜ水の質量を、セメントの質量で割った割合です。一般的には百分率(%)で表されます。たとえば、水が160kg、セメントが320kgの場合、水セメント比は50%になります。

水セメント比は、コンクリートの強度や耐久性に大きく関わる重要な配合項目です。一般的に、水セメント比が小さいほど、硬化後のコンクリートは緻密になりやすく、強度や耐久性の面で有利になります。一方、水セメント比が大きすぎると、強度不足や耐久性の低下につながる可能性があります。

ただし、水セメント比を小さくすればよいというものではありません。水の量を減らしすぎると、フレッシュコンクリートが硬くなり、ワーカビリティーが低下する場合があります。ワーカビリティーが悪くなると、型枠への充填や締固めが難しくなり、施工品質に影響することがあります。

そのため、水セメント比を小さくしながら施工性を確保するために、高性能AE減水剤などの混和剤が使用されることがあります。混和剤を適切に使用することで、単位水量を抑えながら必要なスランプや流動性を確保しやすくなります。

水セメント比と混同しやすい用語に、単位水量と単位セメント量があります。単位水量は、コンクリート1m³あたりに含まれる水の質量です。単位セメント量は、コンクリート1m³あたりに含まれるセメントの質量です。水セメント比は、この水とセメントの質量比を表す指標です。

生コン工場では、配合計画書に基づいて水セメント比を管理します。呼び強度、スランプ、セメントの種類、骨材の状態、混和剤の使用量などを踏まえ、所定の品質を満たすように配合が設定されます。

実際の製造では、砂や砂利などの骨材に含まれる表面水率を正しく把握することも重要です。骨材の表面水率を考慮せずに水を加えると、実際の単位水量が配合からずれ、水セメント比にも影響する可能性があります。その結果、スランプ、強度、耐久性、品質のばらつきにつながることがあります。

W/C(水セメント比)は、コンクリートの品質を左右する基本的な指標です。強度や耐久性を確保しながら、施工に必要なワーカビリティーを保つためには、単位水量、単位セメント量、表面水率、混和剤、配合管理を総合的に考えることが重要です。

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・呼び強度
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